競馬場に遊びに行ったエピソード

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競馬場に遊びに行ったエピソード

私が住んでいるところには地方競馬場があり

33歳 : 女性の話
私が住んでいるところには地方競馬場があり、子供のころは時々父について行っていた。私は動物が好きなので、馬が見られるのはとてもうれしかったのだが、馬がムチで叩かれながら走っている姿は、かわいそうで見るのが辛かった。
競馬に行くと独特の臭いがしていた。父は馬の糞の臭いだと言っていた。正直臭かったが、その臭いがまた、競馬場にいることを強く感じさせた。
小学3年生の時、父が私にも馬券を一枚買わせてくれた。馬のことなどわからないので適当な数字を選んだ。そして、いざ馬が走り始めると、自分が買った番号の馬が、他の馬よりも気になった。
しかし、走る馬を上手に目で追うことが出来なくて、探しているとあっという間にゴールとなった。正直、自分が選んだ馬が勝とうが負けようがどうでもよかったので、椅子に座って遊んでいると、父が「○○ちゃんが買った馬が勝っているよ」と言ったのでびっくりした。
微々たる配当金だったが、後から父が私にくれた。

しかし、私はうれしいとは思わなかった。馬がムチで叩かれながら走ることに関して、それまではかわいそうだとは思っていたのが、馬券を買ったことによって罪悪感があった。自分が買わなければ、馬はあんなふうに走らされる必要はないんだと感じたのだ。父にそのことを言うと、父は「馬は走るのが好きなんだよ」と言った。
しかし、私は納得しなかった。今でもその気持ちは変わらない。

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